錦鯉愛好家は、米国(アメリカ)では約5万人いると言われているそうです。理由が主に2つあって、
1つは、「鯉ガーデン」や「鯉ポンド」と呼ばれている庭に池を作ることがブームになっていること。
SNSなどで錦鯉の存在が世界に広まり、アジアンテイスト好きな外国人の心をつかんでいます。
この「鯉ガーデン」が自宅にあると、不動産価格も3割くらい上がると言われています。
アメリカでは不動産を購入してから手入れをして値をあげていく文化があるので、不動産価値があがるなら作る人も多いのかも。
また、米国でスイミングプールは固定資産税の対象となりますが、この「鯉ガーデン」は対象とならないので税金の心配もありません。
もう1つは、錦鯉愛好家や流通業者を対象とした親善交流団体が全米各地にあることです。
米国の愛好団体や親善交流団体は、錦鯉の情報提供や交流だけでなく、「鯉ガーデン」の作り方や専門業者などの情報提供等も行なっています。
これらの団体の中には、錦鯉について勉強をするために図書館まで完備されている団体もあります。
どんな人が錦鯉好き?
米国の錦鯉愛好家の多くは、一般的にストレスが多いとされている弁護士、医師、IT関係などの仕事に従事している人と言われています。インテリで繊細なタイプですね。
このような愛好家の多くは、ストレスを解消したり、精神的な疲れを癒やしたりするために自宅に「鯉ガーデン」を作って錦鯉の観賞をしたり、錦鯉を通して異業種の人との交流を楽しんだりしています。
錦鯉の泳ぐ池をみることで癒やされる人が多いのでしょう。
錦鯉はペットのように懐くので、一匹ずつ名前を呼びながら餌をあげている人も多くいます。
その名前も米国人の名前、日本の歴史的有名人の名前、日本語のユニークな固有名詞などが付けられています。